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というわけで第2回です。

岸上&高橋の"Blues列伝~ルーツはここだ!~"


第2回:Muddy Waters


シカゴブルースといえばこの人!マディウォーターズ。
本名をMcKinley Morganfieldといい,1915年4月14日にアメリカ,ミシシッピ州のローリングフォークで生まれたのだ。

では,まずこいつから!
マディウォーターズでRollin' Stone


ストーンズはこの曲からバンド名をとっちゃったわけです。
ギターもすごいいい感じですが,なんといってもこの深い深いボーカル。素敵だなぁ。小さいころの教会でのゴスペルが基本になってるんだな。

では軽く来歴でも。
小学校を途中で退学し(!)綿花畑で働く。このころ歌いながらハーモニカを吹いて演奏してたらしい。聴いていたレコードはチャーリーパットンやサンハウスら。後にロバートジョンソンにも出会ったとか。

1942年に図書館のフィールドレコーディングのためにレコーディングしたのが最初。自分のレコードに自信を持ったマディはシカゴへ移住。そこでジミーロジャース(ギター)やリトルウォルター(ハープ)に出会う。

ここで登場するのがレナードとフィルのチェス兄弟によるレーベル,チェスレコードだ!(このころはまだアリストクラットレコードという名前)

彼らに出会いレコーディングする機会を得たマディは最初のシングル"Gypsy Woman"こそヒットしなかったものの,次に録音した"I Can't Be Satisfied"が大ヒット。


50年代に入りマディウォーターズ,ジミーロジャース,リトルウォルター,リロイフォスター(ドラム),ウィリーディクソン(ベース),オーティススパン(ピアノ)のマディウォーターズバンドが結成され,黄金時代がやってきた!!

このベースのウィリーディクソンってのはシカゴブルースにおいてすんごい重要な人物だから覚えておくといいぞ!

この後バンドはメンバー変わったりしながらやっていったわけです。
マディは70年代に入ってもストーンズやジョニーウィンターと共演したりして精力的に活動。80年には日本にやってきた!
そして83年に彼は亡くなります。


そんな彼のオススメの1枚ですが,いっぱい編集版でててよくわかりません!とりあえずCHESSって書いてあるやつ買ったら間違いない!はず!

とかこんな無責任なこといってもあれなんで一番定番なやつを。
ベスト・オブ・マディ・ウォーターズ +8

50年代前半までの名演集です。もうどっぷりです。#20とか我々もカバーしちゃったりしましたが本物はすげぇです。

では最後にこの曲を。これはあれです。先ほどのディクソンさんが作曲です。"I'm Your Hoochie Coochie man"

そうですね。我々はこの曲からバンド名とっちゃったわけですね!

それではまたお会いしましょう。

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ご無沙汰です。岸上です。生きてます。


岸上&高橋の"Blues列伝~ルーツはここだ!~"
ですねー。知らぬ間に始まってしまったこの企画、全力で乗っかってみましょうそうしましょう!

んじゃとりあえず、

第1回:Hound Dog Taylor


たぶん3回目くらいの紹介ですね。いい加減うっとうしいかもしれませんがもうちょい押します。あしからず。


というわけで、まずはこれを聴けー!!


Hound Dog Taylor and the HouseRockers「Taylor's Rock」


僕の出会いの曲です。YouTubeで出会いました。いい時代になったもんだ。
とにかく陽気で荒くて粗くてぐっちゃぐちゃで、底抜けにポジティヴで、それでいてmっちゃかっこいいですよね!!ですよね!!
限りなくパンクに近いブルースなのです。たぶん。

そんなHound Dog Taylorさんは生き様もパンクなおっさんでありまして、妙なエピソードてんこもりです。

1915年ミシシッピ生まれ、本人曰く1917年生まれ ←まずここからしてぶっとんでますよねー!覚えとけよねー!
本名はセオドア・ルーズベルト・テイラーという、偉い人の名前付けときゃええやろ的な適当なお名前で、20歳までギター弾いたことなし、っちゅうのは僕としてはなかなか心強いお話で、んでまあいろいろあって1942年、白人の人妻に手を出して何やらヤバいことになってしまいます。当時のことですから黒人差別的なモヤモヤが今以上にうずまいていたわけで、そんななかでの略奪愛、さすがテイラーさん!としか言いようがないですね!
ただまあ命は大切ですから、人妻の旦那さんに殺されちゃう前にシカゴにとびます。ここでブルースのメッカ、Chicagoをチョイスしちゃうテイラーさん、さすがですねー!

こっから15年くらいは昼の仕事やっては辞め,やっては辞めで、夜はクラブでブルースしちゃう日々を送ります。おそらくこの間のどこかでなんですが、スライドギターの超大御所エルモア・ジェイムズと出会います(!)。そんなわけで彼ゆずりのスライドギター弾きになったのでした。

そして1960年、とうとうレコーディングの時がやってきます! が正直微妙な出来です。↑のようなパワフルなサウンドではなく、「こんな風に弾いときゃOKでるやろ」的なサウンドです。ブルースハープの名手,リトル・ウォルターと共演してる映像なんかもありますが、なんともパッとしないです。
そんなわけで、何度かシングルを録ってまたいつもの日々に戻ります。

ここからなにくそ的な怒りなのか何かもうふっきれちゃったのかよくわかりませんが、テイラーさんのサウンドが激変します!この激変過程の音源は聴いたことないです。持ってる人いたら教えてください。

そんなこんなでいつの間にか完成しちゃってたテイラーさん、1969年いつものクラブでブルースしてると、ブルース・イグロアという青年に“発見”されます。
「なんじゃこのおっさん!」ってことで、青年は勤めてたレコード会社を辞めて、新レーベルを起ち上げます。御年54?歳のおっさんに人生賭けちゃうのです。こうして出来たのが「アリゲーター・レーベル」。あんまり知りませんがでっかいとこみたいです。賭けてよかったね!

できたてのレーベルなんで経済面はいまいちだったみたいですが、ここからはサウンド的には文句なしのハウンド・ドッグ・テイラーさんなのでした。1970年はミシガン州で開かれた「アンアーバー・ブルース・フェスティバル」(↑の音源はそのときの)に参加、翌年1971年、ついに初のアルバムリリースです!ブルース・イグロアさんの売り込みで売り上げも上々だったらしいよ!やったね!




(つづく)







~おすすめの1枚~
「Hound Dog Taylor and the HouseRockers」 Hound Dog Taylor and the HouseRockers
:Hound Dog Taylor and the HouseRockersの1stアルバムです。
このバンドはGt&Voのテイラーさんに加え、もう一人のGt、ブリュワー・フィリップスさん、Drのテッド・ハーヴィーさんによるバンドで、1965年あたりにはこの3人が確定したみたいです。

1曲目のあやし~い雰囲気から一転、2曲目Walking The Ceilingで早くもぶっとんじゃう素敵な構成がいいですね!あとはひたすら音に身をゆだねましょう。そして部屋で一人踊り狂いましょう。ぼくは実践しています。

3曲目と9曲目一緒ちゃうん?とか言ってはいけません。似てるだけです。テイラーさんにはよくあることです。


この人のギターはほんと独特の音で、どうやってこんな音でてんのかといいますと、KAWAI S-180っちゅう日本製のパチモンギターをシルバートーンっちゅうメーカーのアンプに繋ぐとこんな音になっちゃうらしいよ!S-180欲しー!!
2ndアルバムではまた少し装備が違ってるのでちょっとだけ音色が違います。このスカスカぶっとびサウンドが聴けるのは1stだけ!!
さあ君も買っちゃうのだ!紙ジャケが売り切れないうちに!

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このカテゴリーはレコメンドではなくレビューだな


というわけで最近CDいっぱい買ったからそのレビューを!

みんなの話についていこうといろんなジャンルを買ったのだ。



でもまずはこれ!

流線型 / 飛び乗れ!! ボニー!!ザ・クロマニヨンズ

ツアー中ですが新作です。

クロマニヨンズ初の両A面です。

まず流線型から
これはブルーハーツのDUG OUTに入ってそうなそんな感じの曲です。
つまり大好きな感じです。
「金があればリッケンバカー
  金がないから倉庫の整理」
って歌詞。すごくよいと思います。えぇ。
大好きな感じです。えぇ。
あとサビですね。すごくよいです。

次にボニー
カウボーイな感じ?ライブで楽しそう。
これまたコーラスとカスタネット?がすごくいい味出してます。
かっこいい!
どっちの曲も今までのクロマニヨンズにはない感じの曲で
これからがさらに期待ですな。


あともしも,買うなら初回盤で。
ライブ音源がついてるんですが,よいです。
すごくよいのです。底なしブルーはほんとによいです。
ライブバンドなんだなって思わせてくれます。

★★★★★

ライブは新曲やってくれるんかな。楽しみだ。

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