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岸上&高橋の"Blues列伝~ルーツはここだ!~"






第7回:B.B.King





どうも岸上です。

今回はB.B.Kingっすねー!
みんな聴いてますか?聴いてないっすか?じゃあ聴いてみましょうね。
まいふぇいばりっとビデオをどうぞ。Sing Sing Prisonっていう刑務所慰問ライブ的なライブでの一コマです。曲は「How Blue Can You Get」。



いかがでしょうか?ギター、ボーカルの腕前もさることながら、
めっちゃウケてるでしょ?
これ!これなんすよね~B.B.King。陰鬱なブルースはやらないのです。かっこええじゃないですか!



そんなB.B.Kingさん、幼少期はプランテーションで働かされ、というなんともブルースな体験を経て、教会でゴスペルを歌ったり、さらにはギターをいとこのブッカ・ホワイト(こちらも伝説的なお方ですね)さんから教えてもらったりしながら、それが血となり肉となりついにはデビューします!その後のことはすっとばしますが、アルバムを55枚(!)ほど出されまして、御年85歳の今も現役バリバリでやっておられます。う~ん、一度はライブ観てみたいぜ!




ではB.B.Kingの魅力について、わたくし岸上が独断と偏見を持って書きましょう。

まずは歌!歌ですよね。本人のルーツにゴスペルが出てきましたが何ともパワフルに歌います。太いです。体も太いが声も太い!こりゃ真似できねぇ!んでまた女性役やってみたり裏声使っちゃったりするからね。エンターティナーやね。あなどれないっす。うむ。

次にギター!ギターですよね。この人の音は特徴ありますね。声と同じくぶっとくて、かつあっま~い音です。セミアコの一番おいしい音です。フレーズもメジャーペンタ中心?なのかどうかはよくわかりませんが、世に出回ってるマイナーペンタのいわゆる“ブルースっぽいブルース”とは一線を画してます。聴いてすぐB.B.Kingとわかるギターですねー。そんなギターに彼は「ルシール」というお名前をつけておられます。かわいいね!

そしてそして、これがまた男気あふれるスタンスなのですが、ソロしか弾きません!うっはー!なんでも「歌いながらギターを弾くことは難しい」らしいよ!そのとおりやねー!

さらにはラジオ番組のDJ経験からMCもめっちゃおもろいとか!えー!マジすか聞きたい聞きたい!でも英語わからんよねー!くやしいねー!





・・・そんな感じです。素敵です。
最後におすすめアルバム紹介じゃー!

55枚買うのは大変そうなのでベスト盤を・・・と思って聴いてみたら意外とシャレオツなアーバン・ブルースてんこもりで、「う~ん、もっとそのまんまブルースでええよ」と僕なんかは思ってしまったので、そのまんまブルースてんこもりの若き日のライブ盤を4枚挙げときます。

い)「Live At The Regal」(1964)
ろ)「Blues Is King」(1966)
は)「Live in Cook County Jail」(1970)
に)「Live in Japan」(1971)

それぞれ売りポイントは、

い)スタンダードな1枚。これがB.B.のベストって人も多し。
ろ)ちょい硬めの音作り。「Night Life」すんばらしい!
は)ギターの音色はこれが一番っすな~
に)あー!もう異国でギター弾きまくり!!

ってな感じなので、ご自分の好みに合わせてお買い求めください。
全部買ってももちろんよし!




んじゃまたね!

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岸上&高橋の"Blues列伝~ルーツはここだ!~"






第6回:Little Walter




高橋です。
今回登場するのはハーピスト,リトルウォルターでございます。
この人もねぇ,CHESSです。うん。正確にはその傘下のチェッカーというところらしいですが,そんなめんどくさいことは置いとこう。

さてさて,彼はですねぇ本名が"Marion Walter Jacobs"って言いまして,路上で演奏しているのを見たおっさんが
「なんだ!あのウォルターってガキは!!」と言ったことからリトルウォルターになったとかならなかったとか。


出身はルイジアナ州マークスヴィルというところ。1930年5月1日に生まれたらしいです。

彼は,その卓越したハープの技術はもちろんのこと,最初にブルースハープをギターアンプにマイクを通してつなげてギュイーーン!ってしたやつを録音したことでも知られています。はい。ギュイーン!って最初にやったわけではなくて,録音です。はい。

8歳のころから吹いてたらしいです。それから12歳ごろから南部を放浪,シカゴには46年ごろやってきまして,マディウォーターズなんかと知り合って50年頃から彼の録音に参加しちゃうわけです。
そんなウォルターをソロアーティストに押し上げたのが"Juke"という曲です。
Juke


マディのバンドをバックに録音されたこの曲はR&Bチャートの1位となるわけです。やったぜウォルター!

それから彼はマディのバンドから独立し「JUKES」というバンドを結成します。

しかし彼の魅力はハープだけではないのです。
ハープの休憩にと始めた歌ですが,これがなかなかいかしてます。
My Babe

毎度おなじみディクソンさん作曲です。
なかなかポップで素敵ですな。
これがまたまた大ヒット!やったぜウォルター!

順調に見えた彼の人生ですが,68年に他界します。37歳。若いなぁおい!
ウィキペディアによると喧嘩で負った怪我が原因だとか。

では,オススメを。
ベスト・オブ・リトル・ウォルター+3

52年から55年の録音です。初期をぎゅぎゅっと。
じゃぁ,またね!

拍手[17回]

岸上&高橋の"Blues列伝~ルーツはここだ!~"



岸上です。
このコーナーをストップさせちゃってたので動かしましょう。
今回は、

第5回:Elmore James


と題しましてお送りします。




この人は何者かといいますと、スライドギター弾き(&ボーカル)のおっさんなのです。
ブルースやロックでスライドをやろうと思ったら、このおっさんを避けて通ることはできないという何ともBIGなおっさんなのです。我がいとしのHound Dog Taylorさんのお師匠さん的なポジションのお方です。是非名前だけでも覚えてあげましょう。


そんなわけでまずは曲をどうぞ。



最有名曲「Dust My Broom」です。曲自体はRobert Johnson作です。

作曲したわけじゃなきゃ何がすごいんだといいますと、このイントロの
「ギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ…!!」
がすごいわけです!これはこの人オリジナル。なにこれかっけー!ってなったわけですね。

そっから彼自身はもちろん、スライド弾きやスライドやんねーけどブルースいいよねギタリスト達は、こぞってこの“ワイルドな3連スライド・ギターリフ”(Wikipedia談)を弾いております!いいよね、これ!

もちろん作曲に関してもすごい人でして、とにかく曲調が多彩です。テイラーさんの3倍くらい持ちネタ持ってる気がします。やるねぇ。




さてさて、そんな彼の人生をちょっと知りたいぞ!と思ったんですが、なぜかあんまり載ってません。Wikipediaの書き手がさぼってるんでしょうか?いやいや、偉大なブルースマンは往々にしてその生涯も謎だらけなのです!

とりあえず、
・1918.1/27生まれ、1963.5/24没。
・ミシシッピ州リッチランド生まれ。
・サニー・ボーイ・ウィリアムソンII、ハウリン・ウルフ、ロバート・ジョンソンらと共演した(!)。
ぐらいはおさえておくことにしましょう。




ではではおすすめCD紹介です!

オリジナルアルバムやらベスト盤が山のようにありまして、どれから買えばいいか迷いどころです。なるべく低予算でいろんな曲が入ってるのをゲットしたいですね!
私岸上としましては、Hound Dog Taylorさんのアルバムを聴いた後でCDを買ったので、テイラーさんがカバーした曲をできる限り集めたいなと思いまして、以下の2枚を購入しました。

「Rollin & Tumblin: B.O.」
icon
「Definitive Elmore James 」
icon

この2枚で、テイラーさんのアルバムに入ってるエルモア曲8曲中7曲をゲットすることができます!やったね!(「The Sun Is Shining」だけ入ってないのです。ごめんね。)
そしてそして、両方2枚組・全77曲の割には安いです!お得やね!
さらにさらに、2作品はサウンドの系統が違います!ミキシング,マスタリング的なサムシングなのか単なるテイク違いなのかよくわかりませんが、上の方はYouTubeの音源に近いギラギラっと乾いた?サウンドであるのに対して、下のほうはライブ録音風?のリヴァービーサウンドに仕上がっています。というわけで内容はほぼかぶりません!なかなか良いですね!


・・・というわけでHound Dog Taylorからのエルモアさん入門という、ごくごく一部の人のお役に立ちそうな情報を全世界に向けてたれ流したところで、今回の特集はお開きです。ありがとーございましたー。









いやぁ、スライドぎたーって本当にいいもんですね~。


(END)

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